こんにちは。メンタルサポートKの池永博志です。

本日は、大切なものを失ったり離れたりした時(喪失体験)についてお伝えしていこうと思います。

これは私の話なのですが、つい先日仕事でもプライベートでも相棒だった車を手放しました。

手放すことが決まった時から少しずついろいろな感情を感じたり、自分の気持ちに改めて気づき「なんか寂しくなるな」とか「ほんとは手放したくないんだよな」みたいなことをぼんやりと頭に浮かべていました。

相棒であった車を手放す。ここに至ったのには、維持費が・・・。とか、修理見積もりが・・・。とか、高齢になった両親の乗り降りを考えたら違う車のほうがいいのかな?などなど、当たり前ですがいろんな理由がありました。

こういう理由だからこうしよう。

そんな風に物事を決め、行動に移します。

ただやっぱりそんなに簡単じゃないんですよね。

私が一人の時間を過ごしたいときにその居場所をなってくれたものであり、多くの仲間や友人と出会うきっかけをくれたし、たくさんの思い出がある。

手放した日、私は空虚な気持ちでいっぱいでした。

わかっていたことだけど、ぽっかりと穴があいたような。大切な友を失ったような、なんとも言葉にするのが難しい寂しい気分です。

私たちカウンセラーはカウンセリングの勉強の中で喪失体験や大きな出来事が起きた際、どのように心を扱っていくのか、どうしたら心が癒されていくのかを学びます。

実際に自分の身に起きた「愛車を手放す」という喪失体験を基に、自分の心をケアすることにしました。

いろいろな方法がありますが、時間はたっぷりあるのでゆっくり、ゆっくり私と車の間に起きた出来事を思い出し、そこで感じた様々な感情を感じていきます。

うれしいこと楽しいことはもちろん、手放す辛さや悲しみ、手放したくないという気持ちなど。。。

たくさんの場面が浮かび、その場面の数が多ければ多いほど湧き上がる気持ちも増えていきます。その湧き上がる気持ちをただただ感じる。

例えば、手放すことの中に「悲しみ」があると気付いたら、その「悲しみ」を受け容れ、「悲しみ」を感じ、呼吸と共に吐き出す。

一つ一つの場面で出てくる思考や気持ちに気づいていく、自分を見つめる時間を普段より多くもち、車との大切な思い出を一つ一つ丁寧に感じていく。そんな作業をしていくと、私たちの心は少しずつ回復していきます。

私の中にある今回のことでのわだかまりを勘定処理法を用いながら減らしていこうと思います。

今回は車という物質的なもので、大切な人やペットを失った時のように壮絶なものではありませんが喪失体験という意味合いでは同じようなものかと思います。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

生づらさとやりづらさを減らしたい、解決したいという方はお気軽にお問い合わせください。
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熊本の心理カウンセリング メンタルサポートK
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