こんにちは。熊本市東区を拠点に熊本県、福岡県、佐賀県等で心理支援をしていますメンタルサポートKの池永です。本日のブログタイトルは【各々の考え方と決断、どうぞプラスに活かしてほしい】です。
前回のブログ【これって誰が得するの?いいとこなんてどこにもない】の冒頭にも書きましたが、普段からいろんな立場の方を多様な話をさせていただきます。今回の話は立ち話の中から生まれた案件。
なんかいろいろ難しいというか、タイミングがねぇ…。
立ち話をしているのは私とCさんとDさんの3人。CさんもDさんも会社を経営をされている社長さん。
ちょっと聞いてくださいよ。悩みっていうか、どうしたもんかなぁって話なんですけどね。と切り出したのはCさん。Cさんか言うには長年勤めてくれているスタッフの給与を上げて、他社からの引き抜き防止とモチベーションアップにつなげてもらいたいと思っていた。しかし、ここ数ヶ月、取引先でのミスが乱発している。起きたミスは会社で補填する形をとっていて、その経費もかさんでくくる。
辞められたら困る人間なので昇給はしてあげたいいんですよ。でも最近の状況では少し難しくもあって…。なんかいろいろ難しいんですよね。なんでこのタイミングなんでしょうねぇ。
話を聞いていたDさんは『ミスを起こしたスタッフには𠮟責することで次のミスが起きないようにすればいいんですよ。こういっちゃなんですけどC社長は優しいというか、甘いというか、私にはまったく理解できませんね。悩むことなく叱り飛ばして状況がきちんとできたら昇給するとそのスタッフに伝えればいいじゃないですか。』とおっしゃる。
それを聞いたCさん『甘いんですかね…。なんかもうやたらめったら叱責するって時代じゃないと思うんですよ。大前提として素晴らしい戦力には違いないのでやめられたら大きなマイナスになる。D社長はスタッフが辞めることに怖さみたいのはないんですか?これだけ人を獲得するのに難しさが伴う時期なのに。』
Dさん『そりゃ、やめてほしいと思ってはいませんよ。けど自分を管理するのは社員の責務の一つでしょう。それに良いこと良くないことを理解させて実力を身に着けていってもらわなきゃ。向上心もそうですけど、体調管理とか含めて本人が責任を持つ。うちはその形でやってきたしそれを今更変えるつもりはない。それで辞めたければ辞めるだろうし、辞めたとしたら残った人間で頑張るしかないですよね。』
意見の応酬を聞いているとCさんから、池永さんならどうします?との声かけ。私が発したのは、『Cさん的には何がどうなってほしいと思っていらっしゃるんですか?」だった。
それなら、弊社を使ってみませんか?
Cさん、少し考えてこのようなことを仰られた『先に話したスタッフのミスがなくなってほしい。何かしら気になることがあるのかと思って本人にも聞いたんだが、特に何もない。次から気を付けて仕事にあたりますとしか聞けていない。ミスが続くことで本人も嫌な気分になるだろうし、モチベーションがどこまで続くのかもわからず、こちらとしては不安になる。モチベーションを上げる一つの方法として昇給を考えているが、やはりタイミングが良くない。なんかそのスタッフのことが一番気がかりではあるんですけど、私って話しづらいんですかねぇ。風通しが良い会社にしたいと思ってやってきたんですけど、最近どうかしたの?の質問に、何もないです。って言われると…。うーん。』
少し悩む時間に入られたので『Cさん、そのスタッフさんへの思いはわかりました。他のスタッフには気になることとかないですか?』と尋ねてみた。そうすると『この子とこの子は相性良くないのかなぁ。ちょっとギスギスしてるぽいけど。とかフロアの人間関係が上手くいってるのかとかは気になってますね。まぁ、現時点で問題は起きてないんですけどね。』
『 なるほど。Cさん、突然がっつり営業みたいになってしまってなんなんですけど、弊社のメンタルヘルスケア導入してみませんか? 』
心のことをできる限り簡単にわかりやすく
Cさん、Dさんともに『このタイミングで営業ですか?(笑)』と言われたので、Dさんも何かしらお有りでしたら使ってみません?(笑)と聞いてみるも、うちには必要ないから。と立ち去られた。
2人になったこともありCさんから『メンタルヘルスケアってどんなことをするんですか?内容も気になりますけど時間とか費用とか、池永さんが提案されるそれ導入したらさっきのスタッフとかフロアの人間関係とか全部よくなったりしますか?』と。『全部よくなると断言はできません。断言はできないんですがお役には立てると思いますよ。Cさんが興味をお持ちであれば、Cさんの会社に伺ってご提案させていただきたいのですが、改善したいことは先ほど言われていたこと以外にはありませんか?』
数日後、Cさんから困っていること、こうなってほしいと思う希望、現時点では問題として表面化していないが気になることなどの連絡があり、その後Cさんの会社でメンタルヘルスケアを行うようになった。対象者はC社長含め40人程度、結構多くの時間を割いていただけてこちらとしては有り難かった。
ほんとに気づいてなかったんです。
『ほんとに気づいてなかったんです。』これは、Cさんが気にされていたスタッフの言葉だそうで『例のスタッフからこんなこと言われたんですよ。「池永さんとお話ししたときにいくつか質問をされて、正直に色々お話ししてたら、あ、これ!これ気になってたのに見ないようにしてた。確かにこの件があってからミスを起こすようになってた」って、おかげさまであのスタッフはいい状態で働けています。フロアのギスギスも全部がなくなったわけではないですけど、前に比べたらよい感じです。何よりスタッフがたくさんの意見をくれるようになったんです。これをこうしたいとか、この部分はやりにくいとか。すべてに対応できるわけではないけど、発言のしやすさみたいな空気感はあるんでしょうね。やってみてよかったです。』
有り難い。心からそう思います。そして見聞きし、体験したことが参加された方にとって良いものとして残っていってほしい。心のことをもっと広げたい。そう思う契約でした。
メンタルサポートKでは個人の方への心理支援はもちろん、このブログにあるような企業様へのメンタルヘルスケアも行っています。先ずは気になっていること、改善したいことなどをお聞かせください。貴社に寄り添えるご提案をいたします。
ご連絡は、メンタルサポートK 担当: 池永 までお願いします。
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