ふぅ…。またか…。

朝の朝礼で受けた指示が午後3時に変わる。しかも方向性から全て。

勘弁してくれよ。心の中でつぶやきながら上司に尋ねる。

「朝から指示を受けた□□の件、関係各所に連絡・確認してすすめていますが、今の指示だとすべて変更になるんですけど…」

そうだよね。あんたいっつもそうだよ。言ったことを思い付きですぐすぐ変更してくる癖どうにかなんないのかな?

指示受けてるこっちの身にもなれよ。で、上手くいったら手柄はすべて持っていきやがって。

困った上司に心を削られる。人格適応論からみた、心がけてほしいこと。

こんにちは。久しぶりの更新になってしまいました。メンタルサポートKの池永です。

今回は【朝令暮改】のせいで疲弊している労働者の皆様に向けて、心理学理論でもある人格適応論から、カオスな職場を作っている上司から指示を受けたときに、あなたが【ついつい陥ってしまいがちな落とし穴】と【こんな風にしてみたら的アドバイス】を書いてみますね。

あなたはどのタイプ?相手よりまず自分を知ることがとても大切。人格適応論とは?

人格適応論とは?人格適応論はもともとアメリカの精神科医のポール・ウェアと心理学者のテービー・ケーラーという人によって1980年ごろに提唱され、その後アメリカの心理学者ヴァン・ジョインズとヨーロッパの心理学者であるイアン・スチュアートによって世界中に広められていきました。

この理論はもともとカウンセリング臨床をやる人向けに使われいたものですが、実は職場の人間関係や周りの人との人間関係、また、子どもとの関係を改善する、つまり人間関係を良くしていく、コミュニケーションを良くしていくのに大いに役立ることができます。人格適応論は人格的特徴を基に6つのタイプに分けており、メンタルサポートKでは、各タイプを【想像型】【行動型】【信念型】【反応型】【思考型】【感情型】という名称にして使っています。

メンタルサポートKでは人格適応論を用いた、○【講座・6回コース】今日から使えるコミュニケーション講座(大人編)の研修もやっております。気になる方はお気軽にお問い合わせください。

このブログでは、あなたがどのタイプが高いのかのようなタイプ分け診断は行いません。下に書くそれぞれの 【ついつい陥ってしまいがちな落とし穴】 を読んで、職場であの上司がやらかしたとき、こんな感じになってる!と思うものがあれば、その瞬間はそのタイプが強く出ているんだなぁと思いながら役立ててもらえればと思っています。

想像型:【ついつい陥ってしまいがちな落とし穴】混乱する外界から完全にシャットアウトし、思考停止に陥る。結果として「何もやっていない」と見なされ、さらに攻撃を受ける。 【こんな風にしてみたら的アドバイス】 「感情を抑えて、ただ事実だけの部分を書き出して伝えるのも一つの方法です。例えば、『変更内容をこのメールに記録します』とだけ伝え、感情を入れずに済ますことで、自分の時間も守れますよ。」【魔法のフレーズ】「了解しました。変更内容をメールで送信しました。私は作業に戻りますね。」

行動型:【ついつい陥ってしまいがちな落とし穴】振り回されることに苛立ち、独断で勝手に仕事を進める。または、上司を飛び越えさらに上の権力者に直訴し、問題を複雑化させる。 【こんな風にしてみたら的アドバイス】 「上司が迷っている今こそ、あなたのリーダーシップを発揮するチャンスです。『こちらで進めておきますね』と提案するだけで、スッキリと進められることがあります。」【魔法のフレーズ】「お忙しそうですね。混乱を防ぐため、今回は私の判断で進めておきます。報告は後ほど!」

信念型:【ついつい陥ってしまいがちな落とし穴】「上司はわざと私を陥れようとしているのでは?」 と裏を読みすぎて、強い怒りや疑念で自分を苦しめる。【こんな風にしてみたら的アドバイス】「上司の行動の背景に悪意があるのではなく、『ただ単にいつも混乱しているだけ』という事実に目を向けてみませんか?そうすることで、気持ちも少し楽になることがあります。」【魔法のフレーズ】「後のトラブルを防ぐため、変更の経緯を共有フォルダに記録しておきますね。」

反応型:【ついつい陥ってしまいがちな落とし穴】「またかよ。」と皮肉ったり、わざとゆっくり対応したりして、上司と無意識のパワーゲーム(心理ゲーム)を始めてしまう。【こんな風にしてみたら的アドバイス】 「上司の指示に対して、ちょっとした『遊び心』でうまく切り抜けてみてください。例えば、『どうしましょうか?』と尋ねて、その場に合わせてさりげなく選択肢を出すなど、少しゲームの要素を取り入れてみるとストレス軽減に繋がります。」【魔法のフレーズ】「部長、さすが決断が速いですね!A案とB案どちらも対応ができるように準備していましたが、今回はB案で行くんですね?」

思考型:【ついつい陥ってしまいがちな落とし穴】指示が変わるたびに「100点」を取り直そうとし、過労で自滅する。上司の無能さを自分の努力で埋めようとする。 【こんな風にしてみたら的アドバイス】「『完璧』の意味をちょっと変えてみませんか?例えば『上司の混乱を記録して、自分の心と体のリソースを大切にすること』を考えると、あなたも少し肩の荷が下りるかもしれません。」【魔法のフレーズ】「本日朝の指示通りAを進めていますが、15時の変更を優先してよろしいですね?その場合Aの納期は〇日遅れます。」

感情型:【ついつい陥ってしまいがちな落とし穴】上司の不安を敏感に察知し、「私が何とかしなきゃ」と上司の不機嫌や混乱を背負い込み、心身ともに消耗する。 【こんな風にしてみたら的アドバイス】「上司の不安に敏感に反応しすぎると、『私が何とかしなきゃ』と抱え込み、心も体も疲れてしまいます。その『背負いすぎ』を少し手放してみませんか?」【魔法のフレーズ】(心の中で)「この混乱は上司の問題。私は私を喜ばせるために定時で帰る」

いかがでしょう。各タイプがついつい陥っていしまいがちな落とし穴を読んで、あーこんな感じかもと思ったら、 【こんな風にしてみたら的アドバイス】 を意識みてください。【魔法のフレーズ】のワードがピッタリはまらない方は、ご自身で見つけてみるのもいいですね。

先ずは、ご自身の立ち位置を確認し疲弊せずにすむところに意識を向けてみてください。

メンタルサポートKでは、これから数ケ月をかけ毎週1記事を目標に働く労働者の方々に向けたブログを書いていきます。少しずつ視点や切り口を変えながら、皆さんの日々がより充実し、少なからずストレスが軽減していきますように。