12月7日に行われた「平成28年くまもと安全安心まちづくり県民大会」に行ってきました。

今回のタイトルは『潜在化する性暴力被害者の支援、女性や児童を守るために』として、「女性の人権から見る熊本地震」を、熊本市男女共同参画センター「はあもにい」館長 藤井宥貴子さんから、地震発生からのはあもにいの動きや支援・活動状況をはじめ、現在の熊本の状況説明など、詳しくわかりやすい説明があった。

今後においていくつかの課題も仰ってられたが、「子どもたちが笑顔になる支援を」との言葉が心に残った。

引き続き、熊本県福祉総合相談所 心理判定課長 和田登志子さんから「潜在化しやすい性暴力被害について」と題し、講演が行われた。

和田さんの話は、聞いている立場であっても耳を塞ぎたくなるような現実や、そこにかかわる加害者・被害者の立場関係、表面化しづらい現状など課題を含め多くの情報を得る機会となった。

性被害を受けた子どもたちの反応を身体面、行動面、心理面と多面的に示され、このようなことがより多くの県民に伝わるための啓蒙も必要だと感じた。

また、私どもメンタルサポートKでは、心理支援という立場からどのようなかかわりができるのだろうと思い聴講する時間となった。

被害者(DVを含む)への心理支援はもちろん、決して許されることではないが加害者にもそれに至る背景があることをしっかりと認知し、DV加害者などへの心理カウンセリングなどもやっていきたいと思う。

2つの講演を聞いて思うことは、地域の関わりの大切さや、県民が県政に興味を持ち少しでも関わりを増やしていくことだと思った。

今後も「子どもたちが笑顔になる支援」のためにも、まずは身近にいる「親たちが笑顔になる支援」を行っていきたいと思っている。